planetscope blog

  • 2017-05-13

惨劇の城ヶ島巡検TA


  今日は人生でも最大級クラスの悲惨な巡検でした。
東大駒場の学部1,2年生向けの実習授業で城ヶ島に行ったのですが、それはもう、ひどい土砂降りで教員も学生もTAもみんな全身ずぶ濡れでした。
土砂降りの雨の中の城ヶ島巡検TA 城ヶ島バス停
↑初めからテンション下がりまくり。城ヶ島バス停での様子。
土砂降りの雨の中の城ヶ島巡検TA スランプ構造のスポット
城ヶ島巡検名物の美しいスランプ構造のポイントも、雨で濡れるとシルト岩スコリア質礫岩の見た目の差があまりなくなってしまい何がなんやらといった感じ。
城ヶ島の東側の貝殻でできた海岸 全体の様子
↑僕は頭悪いので、TAの仕事(無給)が始まる前に島の東側で30分ほどビーチコーミングしてました。
前回の城ヶ島ビーチコーミングの際にウニの殻のきれいなのを拾ったので、もっと欲しくて行ったのですが、ウニは欠片もありませんでした。
城ヶ島の東側の貝殻でできた海岸 タカラガイがたくさん含まれる
↑城ヶ島東側の貝殻でできた海岸の様子。タカラガイの小さいやつはきれいな状態のものも沢山ありました。
この写真にも写ってます。よく見てみてください。
京急三崎口駅から城ヶ島へ向かうバスの中から見つけた房州石という石材でできた蔵
↑あと、今回の巡検は電車とバスで行ったのですが、京急三崎口駅から城ヶ島へ向かうバスの中から見つけた房州石という石材でできた蔵が結構たくさんあることに初めて気が付きました。
房総半島や三浦半島に露出する堆積岩を使った石材です。とても美しい堆積構造が見られるので、僕はこの石材が好きです。

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  • 2017-05-08

日経新聞に薄片研磨師が紹介されてる!


  日経新聞2017/5/6 12:40
『岩石0.03ミリの薄片に 産総研「研磨師」、鉱物研究に』

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG28H5C_T00C17A5CR0000/

"岩石を新聞紙の半分以下の厚さに磨く――。顕微鏡で観察するための石の「薄片(はくへん)」を、産業技術総合研究所の「地質試料調製グループ」(茨城県つくば市)が作製している。専門の部署に熟練の職員らが集まり、「未解明の石の構造研究に役立ちたい」と精度を追求。新手法も編み出している。"
日本経済新聞

自分も岩石・鉱物を研究する学生として、薄片は作ることもありますが、
途中で破れてしまったり研磨しすぎて岩石が無くなったり、またまた指を切って怪我したりとなかなか大変な作業です。
しかし産総研のプロによる薄片研磨の技術は本当にすごいです。
乾式薄片制作については以下の本などをご参考に。



昔は各地の大学にもこのようなプロの技を持つ技官が、岩石薄片だけでなく様々な分野にいたと聞きます。
しかし今ではそういった技官の姿は日本では殆どありません。
アメリカやオーストラリア、中国などの大学では今でもプロの技を持つ技官がいます。
研究者は薄片をわざわざ自分の手を痛めて作らずに、学内の技官に発注するのだと言います。
アポロの月の石のサンプルを薄片にした技官が大学にいたりすることもあるそうです。


こういった技官の持つ技術の重要性がもっと日本の世の中から注目されて、
人を雇い育てることに予算がちゃんと付く世の中になったら良いと思います。

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Author:てるてる
沢田 輝
(@Hikaru_Sawada @IWKRterter)
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(館長のブログ)

東京大学広域科学専攻D2(駒場キャンパス)
博士課程より、東京工業大学地球惑星科学専攻から移籍しました。
地球惑星科学のなかでも、大陸地殻の成長と進化などといったテーマの地質学・地球化学あたりの研究をしてます。

中学から鉱物コレクションをはじめて早くも15年くらい、鉱物学から地球科学全体へ興味が広がっていって今こうなってしまったという感じの院生です。
石の話や、大学の話、学問とか関係ない雑記も適当に書いていきます。

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