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  • 2013-04-06

スカイツリーとソラマチの美しくなさ


  3月31日の日曜、曇天の中スカイツリーの展望台に登ってきた。曇天で景色がよく見えないにもかかわらずスカイツリーとその足元のソラマチは人混みであった。
もちろん、土日にそのような場所へ行くのが悪いのであるが、訳あって東京スカイツリーの展望台入場券が無料で手に入ったのだが、その期限が3月末で、色々とバタバタしてるうちに3月31日になってしまった、というものである。



単純に高い天空に登って街を見下ろすというのはそれだけで楽しい。しかし半日ほどかけてスカイツリーに行くからには、天空に登るまでの地上で踏むべきプロセスというのは、引けをとらないほど重要な体験であるはずである。
それについて、タイトルにも載せたとおりだが、スカイツリーならびにソラマチは、はっきり言って「最悪の街」であった。あまりにも美しくない。東京下町の新しい観光スポットとして東武鉄道が全力を上げたのであろう、その慣れない全力っぷりがあの狭い貨物列車基地の跡地に詰め込まれた商業施設ににじみ出ていた、と嫌味を言って済むような単純なものではない。
高校国語の教科書的な言葉を借りて簡潔に、粋だの江戸からの伝統の美しさだので味付けをした観光地なのだが、これがテーマパーク的でチープでしか無いのである、と言って済むようなものでもない。
まだまだ他にも、色々な教科書的でアカデミア的でNHK的な言葉を借りて色々なお喋りをすることは可能である。スカイツリーを資本主義的な云々とか、あるいは東武鉄道と東京下町のコンビゆえの当然の帰結であって云々とか、その他以下略。
それではつまらない。最近あまりないこの「最悪の街」という感覚を味わった体験をもう少し大切にしたい。以下、たらたらと私の感性について述べるので、もしまだこの文章を読み進める気のある方は、そこに論理性や学問性を求めずにいてほしい。



ともかく、東武鉄道のとうきょうスカイツリー駅を降りて、当日券を引き換えるべく列に並んだり、入場時間までの待ちをソラマチとその近辺を歩きまわったのだが、何1つとしてしっくり来ない深い不快感に襲われるのだった。スカイツリーのその634mの威容と相容れないチープなショッピングモールのようなソラマチも、観光地として商売を1つあげようとする土産物店の並ぶさまも、そこに来る東武鉄道から流れてきたのか田舎っぽさの抜けない大衆と、さらにスカイツリーとソラマチの賑わいに乗っかろうとしてまったく乗れなかった周辺の街と、何もかもが狙い澄まして行動してその結果が大音量な不協和音のごとくスカイツリーの周囲500m近くに響きわたっている。




スカイツリーは近寄って見るものではないようだ。東京の北東にそびえる都市と人間の業が伸ばし上げた1本の木なのである。それは自然に生えてくる木のような街ではなく、



だから、あえて言うならば、スカイツリーはあと50年後に見てみたい。


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Author:てるてる
沢田 輝
(@Hikaru_Sawada @IWKRterter)
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東京工業大学地球惑星科学専攻→東京大学広域科学専攻→東大地殻化学実験施設特任研究員
地球惑星科学のなかでも、固体地球の進化などといったテーマの地球化学・地質学あたりの研究をしてます。

中学から鉱物コレクションをはじめて早くも15年くらい、鉱物学から地球科学全体へ興味が広がっていって今こうなってしまったという感じの研究員です。
石の話や、大学の話、学問とか関係ない雑記も適当に書いていきます。

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