planetscope blog

  • 2011-12-30

1年を振り返って


  今年行ったフィールドを思い出してみる。
鉱物採集、地学巡検など問わず、とりあえず地学っぽい今年にフィールドに出た場所を列記して見ました。

・栃木県
日光市足尾鉱山通洞坑
日光市文挾クレー鉱山
塩谷町日光鉱山

・埼玉県
秩父市秩父鉱山雁掛沢
秩父市秩父鉱山大黒沢~
秩父市秩父鉱山道伸窪
秩父市秩父鉱山六助沢
寄居市西の入~
寄居市樋口
寄居市釜伏山~
長瀞町親鼻

・神奈川県
葉山町衣笠~大沢谷川
三浦市城ヶ島
丹沢地域

・千葉県
南房総市荒川

・静岡県
下田市寝姿山~ 
下田市高根山鉱山
河津町やんだ~
河津町菖蒲沢海岸

・高知県
佐山町横倉山
高知市円行寺
室戸市室戸岬

一部は拙サイトplanetscopeにて、記事を公開しているので探してみてください! 
いちおう、22ヶ所か。だいたい月2回ペース。
前半は3.11などもあってあまり活動出来なかったですが、
それでも、今年は同志の輪が格段に広まり、お陰様で地学的に充実した年になりました!
皆様ありがとうございます!
来年も、なにとぞよろしくお願いします!


・・・来年は山梨や茨城方面も攻めたいですね(^皿^)
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  • 2011-12-05

高レベル放射性廃棄物をどうするのか


  福島第一原発事故により、日本は脱原発が決定的になるかとおもいきや、自称保守のトンチンカンなエネルギー安全保障のロジックにより原発推進がにわかに再燃しています。由々しき事態です。
原発のこれ以上の推進を剃る前に、高レベル放射性廃棄物をどうするかを考える必要があります。これは脱原発を志す人達にも共通に課された問題です。既に20世紀より人類がこれまで原子力の火を使ってきた以上、高レベル放射性廃棄物という地球表層環境の循環中では絶対に処理されない物質をどうにかしなければなりません。


日本では、地層処分がもっとも有力視されていますが、これは危険であると言わざるを得ません。ガラス固化された放射性物質は移動がほとんどないという研究が出せれていますが、それでもプレート収束帯で地盤がズタズタである日本の地下にそのような危険物質を埋めるのは賢明なことではありません。
高レベル放射性廃棄物を処分するのに最も良いのは、国際的に協力して南極の岩盤に処分場を作ることです。南極は現状では南極条約により処分場を作ることはできません。これをどうにか改訂する必要があります。南極は安定地塊ですので、日本のように地震や火山の心配は遥かに少ないです。また、南極に処理場を作る利点は、南極に眠る金属鉱床を南極条約改訂に伴って開発できるようにし、そこで得た資金を高レベル放射性廃棄物処分場建設資金にすれば、世界にとって悪い話ではありません。


もし、南極が駄目だとなると、砂漠地帯の国にお金を払って管理を委託することが選択肢としてあげられます。実際、日米が共同でモンゴルの砂漠地帯に処分場建設を計画したという話がありました。はじめこの話を聞いたときは、「なんてひどい事を考えるのだ、自分の国で出たゴミを他国へ押し付けるだなんて!」と思いましたが、しかし、これはアフリカなどで砂漠という不毛地帯を抱える貧しい国が、不毛の荒野をビジネスに変えることができるチャンスなのかもしれないと、改めて考えました。心の荒むような話ですが、21世紀はこうして砂漠という不毛地帯を抱える国家が放射性物質に限らず有害物質の処分場を引き受けることで「荒野ビジネス」を展開する時代になるのかもしれません。
しかし、この荒野ビジネスは安全保障の上では余りほめられたものではありません。やはり、南極の地層処分という選択肢がベストであるように思えます。


繰り返しになりますが、20世紀の文明として原子力を利用してしまった以上、高レベル放射性廃棄物はどこかに処分しなければなりません。どこかでそのリスクを引き受けなければなりません。南極の生物が危ない!、などということを環境保護派の活動家たちは言うかもしれませんが、21世紀には人間の生命・財産と他の生物の生命のリスクを天秤にかけなければ人類社会が存続できなくなるような事例が多々起きるでしょう。その始めの話として、この高レベル放射性廃棄物の問題は、原発から脱却するか推進するか以前に、これから国際的に議論されるべき問題です。

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Author:てるてる
沢田 輝
(@Hikaru_Sawada @IWKRterter)
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(館長のブログ)

東京大学広域科学専攻D2(駒場キャンパス)
博士課程より、東京工業大学地球惑星科学専攻から移籍しました。
地球惑星科学のなかでも、大陸地殻の成長と進化などといったテーマの地質学・地球化学あたりの研究をしてます。

中学から鉱物コレクションをはじめて早くも15年くらい、鉱物学から地球科学全体へ興味が広がっていって今こうなってしまったという感じの院生です。
石の話や、大学の話、学問とか関係ない雑記も適当に書いていきます。

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