planetscope blog

  • 2013-10-07

やっぱりアイルランドの水道水はヤバかったらしい。


  もう1ヶ月以上経ったけど、割と衝撃的な事実が判明したので、アイルランド地質調査の時の記事を書きます。


アイルランドもイギリスも水道水が飲めるということを以前の記事で書いたのですが、どうやらアイルランドの水道水はヤバかったらしいです。
僕らが借りたコテージは本来の人数設定よりも多く入れてもらっていたので、倉庫から出した仮ベッドをいくつか使っていました。そのせいで、ダニに喰われたかのような、虫さされが手足や首や肩の周りにたくさん出来てしまいました。
屋外にも向こうは湿った泥炭地がいくらかあるせいで蚊やハエの類もとても多かったため、まぁただの虫さされだろうと思っていたら、これが大間違いだったみたいで、水道水のアレルギーだったようです。
何故今さら判明したかというと、僕達のほとんどは、この地質調査の同行したうちの1人が肌が弱い体質で日本に帰ってからも肌荒れが続いたので皮膚科に行ったところ、水道水のアレルギーでこのような虫さされのようなオデキができることがあるそうです。しかし全くお腹を壊したり下痢したりということはなかったので、不思議なものですね。
アイルランドもイギリスも、公的には水道水は飲めるということになっているらしく、通常稼働していればちゃんと飲むことができたのですが、アイルランドの方はややインフラが貧弱で、たまに断水が起こり、その後は濁り水などが何回も繰り返されたました。たぶんこのせいで、よくない細菌か金属類かなどを摂取してしまったのでしょうか。


お金を少しケチったのと、あとはフィールドで喉が渇き過ぎたのでうっかり水道水飲んでしまいましたが、やはり断水した時くらいはちゃんとミネラルウォーター飲むべきでしたね。。。。
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  • 2013-10-05

火山ガスの吸収にはなぜ水酸化カリウム水溶液を用いるのか?


  (問題) 火山ガスの吸収にはなぜ水酸化カリウム水溶液を用いるのか?その理由を答えよ。  

(解答) 以下、小澤(1968)を参考にまとめた。 
火山ガスの大半は水蒸気であるが、その他の成分は、H2S、SO2、HF、HCl、CO2などの水溶液が酸性を示すガスと、N2、O2、希ガスなどの不溶性のガスという2つがある。これらを空気との混合の無いように採集してフィールドから実験室に持ち帰ることが必要になる。 
水酸化カリウム水溶液は強アルカリ性であり、酸性のガスを吸収することができ、安定した形の溶液にして実験室に持ち帰ることができる。水酸化カリウム水溶液に溶け込んだ酸性ガスは、イオン溶液の形になるので、ガス同士が反応(凝縮して固体になってしまうなど)するのを防ぐことができる。水蒸気については、凝縮により液体の水になり、水溶液体積の増分として定量することができる。不溶性ガスは容器内でガスのまま保持される。 水酸化カリウム水溶液を用いらない他の方法では、真空にした容器に火山ガスを吸引するというものがあるがガスのままの状態でフィールドから持ち帰るのは、体積がかさばる、異なる種類のガスが化学反応を起こしてしまう、腐食性の酸性ガスを持ち帰るのは危険、などの問題がある。また、水酸化カリウム水溶液ではなく水を用いるという方法もあるが、ただの水では酸性ガスが十分に溶け込まないため、アルカリ性の水酸化カリウム水溶液を用いるほうが良いと言える。
 H2SとSO2は火山ガスの中では重要な成分であるが、水酸化カリウムにより吸収させて分析するとこれらの区別ができなくなる。そのため、硫黄化合物を区別するにはこれとは別にヨウ化カリウム溶液による分析を行う必要がある。
(参考) 小沢竹二郎. (1968). 地球化学におけるガス分析法 (I). 分析化学, 17(3), 395-405. https://www.jstage.jst.go.jp/article/bunsekikagaku1952/17/3/17_3_395/_pdf

草津の硫黄 sulfur@Kusatsu 
自然硫黄の結晶が多数生える火山ガスの噴気孔

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Author:てるてる
沢田 輝
(@Hikaru_Sawada @IWKRterter)
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(館長のブログ)

東京大学広域科学専攻D2(駒場キャンパス)
博士課程より、東京工業大学地球惑星科学専攻から移籍しました。
地球惑星科学のなかでも、大陸地殻の成長と進化などといったテーマの地質学・地球化学あたりの研究をしてます。

中学から鉱物コレクションをはじめて早くも15年くらい、鉱物学から地球科学全体へ興味が広がっていって今こうなってしまったという感じの院生です。
石の話や、大学の話、学問とか関係ない雑記も適当に書いていきます。

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