planetscope blog

  • 2016-01-25

白丸鉱山 産出鉱物のメモ


  修論提出間際ですが、1ヶ月更新していないとまた広告がついてしまうので、噂の白丸鉱山についての記事です。
正直なところ低変成マンガンはほとんど無知だったのでちょっとまとめておきました。原著論文関連へのリンクです。そのうちplanetscope本館もっとちゃんとした記事を書きたいです。

・東京石
白丸鉱山の新鉱物、マンガンとバリウムのバナジン酸塩鉱物。
Matsubara et al. (2004) Tokyoite, Ba2Mn3+(VO4)2(OH), a new mineral from the Shiromaru mine, Okutama, Tokyo, Japan

・多摩石
これも白丸鉱山産の新鉱物で、マンガンのフィロシリケイト鉱物であるガノフィル石のCa置換体。
Matsubara et al. (2000) Tamaite, the Ca-analogue of ganophyllite, from the Shiromaru mine, Okutama, Tokyo, Japan


・マースター石(マースチュ石友発音するらしい?)
黄色がかったオレンジ色の脈状鉱物
Matsubara et al. (1990) 二つの日本産マースター石 Two Marsturites from Japan (科博紀要)

・ベニト石
白色脈状で産する。露頭だと全くわからないけど、短波紫外線でかなり鮮やかに青白く蛍光するのでよくわかる。
西久保ほか(2007)東京都奥多摩町白丸鉱山産ベニト石(日本鉱物科学会 2007年度年会アブストラクト)

ベニト石とマースター石を含む白丸鉱山の石を最後に載せておきます。上が可視光、下が短波紫外線で撮影したもの。母岩は大半が曹長石(一部バリウム長石, Celsian, セルシャン)らしい。急いでこしらえたので切り抜きが雑なのはご勘弁。サンプルの写真を取らせてくれたM田君に感謝。
東京都奥多摩町白丸鉱山のベニト石とマースター石を含む低変成マンガン鉱石
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Author:てるてる
沢田 輝
(@Hikaru_Sawada @IWKRterter)
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(館長のブログ)

東京大学広域科学専攻D2(駒場キャンパス)
博士課程より、東京工業大学地球惑星科学専攻から移籍しました。
地球惑星科学のなかでも、大陸地殻の成長と進化などといったテーマの地質学・地球化学あたりの研究をしてます。

中学から鉱物コレクションをはじめて早くも15年くらい、鉱物学から地球科学全体へ興味が広がっていって今こうなってしまったという感じの院生です。
石の話や、大学の話、学問とか関係ない雑記も適当に書いていきます。

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