- 2011-09-30
室戸岬でビーチコーミング
9月の夏休み、1週間ほど高知を旅行してきました。市内で2泊し、さらに室戸岬の先端にある民宿、室戸荘にて2泊も宿泊してまったりしてきました。室戸に行ったのはちょうど室戸岬が世界ジオパークに登録された日でしたが、なおかつ台風が来ていた時で、南からの湿った風の影響により土砂降りの雨が降ったり止んだりといった中の旅行でしたが、まぁ、楽しむことが出来ました。
室戸岬の海岸では、台風接近で海が荒れていたせいか沢山の貝殻、とくにタカラガイが大量に打ち上げられていました。波打ち際の一定ライン上に見事に貝殻が集積していて、自然の比重選別が働いているようでした(笑) エージングが進んでおり、表面はカサカサになっているものやヒビが入っているものが多かったのが残念ですが、それでも十分に楽しむことが出来ました。

↑室戸の海岸の様子。晴れ間には気持ちのいい快晴になるタイミングもあった。

↑収穫した貝殻たちを民宿の部屋で並べる。大漁♪ こんなにとってもどうするのかとも思いましたが、この後台風本体が来たら確実に流されて壊れてしまうと思い、採集しておきました…

↑黒っぽくて大型のヤクシマダカラMauritia arabica 大型のものはやはり割れやすいのか数は少なめであるがそれでもたくさん見られた。ホシダカラのとても大きな貝殻がした半分だけあって、アレが割れてない状態で出てればと思い、悔しかったなぁ。。。ホシダカラは破損した上程で見つかることが割と多いらしいのですが、このヤクシマダカラはそれよりは耐久力があるみたいです。バリエーションの多い種類なんだとか。

↑ハナマルユキダカラCypraea caputserpentis これもわりとたくさん落ちてましたね。

↑茶色で中くらいの大きさのタカラガイ。エージングが進んでいて同定が難しい…
知り合いの長いことやっているビーチコマーの方に聞いてみた所「下段右はオミナエシダカラかもしれん。ホシキヌタっぽいけど、地の色と点の色が逆なので。あとはエージングが進んでてわしよく判んねけどチャイロキヌタとメダカラかな。」とのコメントをいただきました。この程度のサイズが一番多かったですね。

↑小さい種類のタカラガイ。左側の光沢が良いものは室戸荘で頂きました。ハナビラダカラCypraea (Erosaria) annulis 右側のものはエージングが進んでいてよくわかりません…

↑その他、タカラガイ以外に気に入った貝殻を拾って来ました。
これまた頂いたコメントの引用という他力本願で申し訳ありませんが、
「あみあみ柄のイモガイはタガヤサンミナシかも。ちとずんぐりしてるから違うかな。
先っぽが平らなイモガイはイタチイモのエージングが進んだ奴、かも。イモガイの上の大きいのはレイシガイ、あるいはアッキガイ科の何かかな? アカニシの先端を引っ張って伸ばしたような形状なので...
その下の小さい巻貝はニシキウズガイ科の何か?」
とのコメント頂きましたm(_ _)m
ビーチコーミング、というより貝殻集めは本当に最近になって地学巡検や鉱物採集のついでに始めただけなのでまだまだよくわかりません。生物の同定は難しいですね。なにか種名などについてお気づきの点などありましたらコメントよろしくお願いします。
まぁ、これからも海岸に行ったときには気長に貝殻でも拾ってみたいと思います(^0^)
最後のおまけとして、室戸岬の日の出を。水平線から昇る太陽は格別です!室戸に行った際には皆さんも是非!



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日本自然保護協会で貝がらさがしを
担当しているものです。
きれいな貝コレクションを拝見し
コメントさせていただきました。
この企画は、みなさんが集めている
きれいな色やいろいろな形の貝の写真や記録を集めさせてもらうことで
海辺の自然を知るための貴重な手がかりを得る調査になるものです。
もし、よろしければ
こちらのリンクの貝がらさがしの方へ、
お写真の方をご投稿ください。
専門家による同定行い、また
すてきなプレゼントもご用意しています。
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