- 2012-01-20
「タウリン1000mg配合」は「1g」ではない!
栄養ドリンクの代表格として有名な、リポビタンD。
CMの「タウリン1000mg配合」のフレーズは誰しもが知っていますね。
あのCMを見て、ちょっとものしりな人は、
「1000mgって、1gじゃん。広告宣伝のため、多く見せかけるように1gを1000mgなんて表現してるだけでしょ。
だいたい、タウリンなんてそう珍しい成分でもないのに、そんな小賢しい宣伝をするなんて!」
なんて言っていたりする光景、よくありますよね。
しかし、真の理系なら、あのCMの意味はこう考えるはずです。
「1000mg配合と1g配合では同じ意味ではない。誤差範囲が異なるのだ。
1g配合だと、有効数字が1ケタしか無く、誤差範囲は四捨五入で考えると0.5g以上1.5g未満となり、1gも幅がある。
しかし、1000mg配合と表記すると、有効数字の精度は4ケタもあり、誤差範囲は999.5mg以上1000.5mg未満となる。
リポビタンDはタウリンというありふれた成分ですら誤差範囲を1mg未満に抑えるほど精密に製造されているのだ!」
という風に考えて、リポビタンDが実に素晴らしく精密な栄養ドリンクであると判断します。
1mgというのは、実際にはとても小さな量です。
1滴ポタっと垂れただけでも1mgなんてあっという間にずれてしまいます。
……さて、リポビタンDが実際にタウリンの誤差範囲が1mg以下なのか、私は知りません(笑)
誰か調べてみてねw(^皿^)
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