planetscope blog

  • 2012-01-20

「タウリン1000mg配合」は「1g」ではない!


  栄養ドリンクの代表格として有名な、リポビタンD
CMの「タウリン1000mg配合」のフレーズは誰しもが知っていますね。

あのCMを見て、ちょっとものしりな人は、

「1000mgって、1gじゃん。広告宣伝のため、多く見せかけるように1gを1000mgなんて表現してるだけでしょ。
 だいたい、タウリンなんてそう珍しい成分でもないのに、そんな小賢しい宣伝をするなんて!」

なんて言っていたりする光景、よくありますよね。
しかし、真の理系なら、あのCMの意味はこう考えるはずです。

「1000mg配合と1g配合では同じ意味ではない。誤差範囲が異なるのだ。
 1g配合だと、有効数字が1ケタしか無く、誤差範囲は四捨五入で考えると0.5g以上1.5g未満となり、1gも幅がある。
 しかし、1000mg配合と表記すると、有効数字の精度は4ケタもあり、誤差範囲は999.5mg以上1000.5mg未満となる。
 リポビタンDはタウリンというありふれた成分ですら誤差範囲を1mg未満に抑えるほど精密に製造されているのだ!」


という風に考えて、リポビタンDが実に素晴らしく精密な栄養ドリンクであると判断します。


1mgというのは、実際にはとても小さな量です。
1滴ポタっと垂れただけでも1mgなんてあっという間にずれてしまいます。
……さて、リポビタンDが実際にタウリンの誤差範囲が1mg以下なのか、私は知りません(笑)
誰か調べてみてねw(^皿^)
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沢田 輝
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東京大学広域科学専攻D2(駒場キャンパス)
博士課程より、東京工業大学地球惑星科学専攻から移籍しました。
地球惑星科学のなかでも、大陸地殻の成長と進化などといったテーマの地質学・地球化学あたりの研究をしてます。

中学から鉱物コレクションをはじめて早くも15年くらい、鉱物学から地球科学全体へ興味が広がっていって今こうなってしまったという感じの院生です。
石の話や、大学の話、学問とか関係ない雑記も適当に書いていきます。

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