planetscope blog

  • 2012-03-24

福島県相馬市での津波


  東北地方太平洋沖地震、東日本大震災から1年と少しが経ちましたが、ここいらで少し落ち着いて津波の動画を見返してみる。被災地の方はまだまだ復興の進まない中でとても落ち着いて見ることなどできないかもしれませんが、それ以外の場所では明日は我が身かもやしれませんので、現代に起きた数千年に一度と言われる震災の記録を学んでおきましょう、というつもりです。


というわけで、福島県相馬市原釜地区から撮影された動画を2つ紹介します。
この動画は津波が来る前からカメラを回し、第1波、第2波の違いがよく観察できます。
「津波の前には大きな引き波が来る」という言い伝えの誤りは、日本国内ではかなり知れ渡ったようですが、特に震源が近い地域では津波第1波は映画のような白波立つ大波ではなく、海面がモリモリと盛り上がるような感じで来て、白波立つ大波は第2波以降になると言われています。
また、津波が来る前の人々の「油断」なども見て取れます。おそらく、6強ちかい大きな地震動で緊張している仲なので、そういった正常性バイアスのようなものが働いて精神をバランス仕様とする人間心理の現れかと思います。
TV等では、津波襲来の瞬間数分程度しか映らないことが殆どですが、この動画は撮影者のリアクションなど非常にリアルに記録している点など、大変に参考になるかと思います。

そして、津波が去った後、後続の津波が来る場面と町の被害状況の様子の動画です。
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コメント

初めまして

初めまして、kasekiです。今年、高1で化石が特に好きです。
とある人の紹介で、このブログを訪ねさせていただきました。

様々な分野に精通していて、素直にスゴイと思いました。私はまだ化石だけなので、これからは知識の幅を広げていきたいです。

記事に関してですが、3・11は決して忘れてはいけないですね。私自身、住まいが栃木なので、地震は勿論、原発にも悩まされました。今の時代はネット社会が発達しているので、地震に関するインフォメーションが非常に蓄えられて、みんなが見れるという形になっているので、良いですね。将来50、100年後の人たちにも資料として残せる形で、文章・動画があるのは今だからこそだと思います。

これからも宜しくお願いいたします。

ご来訪ありがとうございます

Kasekiさん、ご来訪ありがとうございます!

とても精通というほどのものではありませんが、「多趣味な」私としては、やはり視点はできるだけ広く持ったほうが楽しめるかと思います。
化石なら、生物なら解剖学や進化学、地球科学なら地質学や地球史などですかね? まぁあまり細かいことややって何の役に立つとか考えずに、興味持ったところから手をつけて楽しむのが良いと思います。
ぜひがんばって、充実した高校生活にしてください(^^)


今回の地震・津波・原発震災は情報機器と通信ネットワークのかつてない発達で記録が残り、正誤はともかく議論がされた点で、サイエンスとテクノロジーの両面、さらにその外側の社会科学的な面からも、学ぶべき点が多いものであると思います。
将来への記録ももちろん、現在の我々の視点からもより役に立てて欲しいところですよね。


こちらこそ、今後ともplanetscopeをよろしくお願いいたします。

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Author:てるてる
沢田 輝
(@Hikaru_Sawada @IWKRterter)
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(館長のブログ)

東京大学広域科学専攻D2(駒場キャンパス)
博士課程より、東京工業大学地球惑星科学専攻から移籍しました。
地球惑星科学のなかでも、大陸地殻の成長と進化などといったテーマの地質学・地球化学あたりの研究をしてます。

中学から鉱物コレクションをはじめて早くも15年くらい、鉱物学から地球科学全体へ興味が広がっていって今こうなってしまったという感じの院生です。
石の話や、大学の話、学問とか関係ない雑記も適当に書いていきます。

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