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  • 2010-05-10

マユツバ考記2


  『マユツバ考記2』


authority無きauthorが、根拠もない寝言を垂れ流す企画です。文章の流れや言葉の響きを詩的に楽しんでもらえるように今後も努力したいと思いますm(_ _)m



「話半分に聞く」という慣用表現がある。

だが、私は断言する。

他人の話を半分も聞いたら、聞き過ぎだと。

特に、相手と論争になっていたり、激しく意見が食い違っている場合には

相手の意見に耳を傾けてはならない。



話というのは言葉である。

これに異存はないはずだ。

ここで考察したいのは、人が言葉により何かを伝達する際に

生じうる問題についてである。

何らかの生理的か心理的な要因により、相手に対して

言葉を発したいと思った人間がいたとする。

この過程において、自分にしかわからない自分の状態を

言葉という情報にしなければならない。

しかし、情報にするための過程というのも

言葉を発せさせる、もとの生理的か心理的な要因と

独立に存在するものではないから、ここでカオスな変動が起こりうることになる。

この言葉を受け取った相手の側がどういう反応を示すかということに関しても

ある程度の予測はできるかもしれないが、これもまた環境条件によっては

カオスで非常に不安定な変動を生じることもある。

これを単に相手も言葉を発するために・・・・・・

と、このような無限連鎖が会話として我々を楽しませたり

苦しませたりするといってよいだろう。



こう考えると、言葉により発せられた情報を逐語的に収集し

時系列的かつ論理的分析をすることにより相手を理解しようとするのは

あまり意味がないように思われる。

つまり、カオスな変動をする「言葉の発信」という現象を

時間追跡で演繹的に解決するのはあまり生産性がない、ということである。



つまり、言葉による情報伝達において、

相手の発する言葉から得られる情報のうち、真に有用なものは

非常に限られているのだ。

そんなものに耳を傾けるのではなく、

相手や自分の生きてきた軌跡や、現在のその状況が生じた原因や過程などが

長い時間の中でいかなる変化をしてきたのか、

つまり、言葉を発する動機となったものは何か、ということに関して

精密さはそれほど要求されないが

大きくとらえるということが重要になってくる。

そのうえで、相手との言葉による情報伝達という状況を

帰納的に考察するほうがはるかに有効なモデルを構築できる気がする。




ここで問題なのは、構築したモデルの実証である。

人の人生は一度しかないため、(別の座標視点なら時間は不可逆だからとでも言えばよいのだろうか)

ともかく、相手や自分の経験したことを時間的に再現して、

実験・検証することができないということが問題となる。

そのため、ここでは別の手段を考えなければならない。

それは、日ごろから様々な人間の所作を観察するしかないというものである。

同一の人物である必要はない。

似た状況におかれたさまざまな人物を観察し、分類し、

そして、モデルが現実に合致するか検証していくのだ。

合致しない場合には、モデルの修正が必要になるだろう。

それは、人知れず行うとても地味な作業であり、高度な観察力を要するものであろう。

たとえて言うならば、地質学者が広大な山の中に落ちている

岩石の一片一片を丁寧に見て地球の歴史を探り、未来を予測するようなものである。



こうして、ある程度モデル化に成功したならば、

もう相手との言葉による情報のやり取りに臆することはない。

相手がその状況に応じて変動的に発する言葉に惑わされずに

その背後に隠れている骨子となる構造をこちらは知っているのだから、

的確な返答により、言葉による情報のやり取り、特に論争などの対立に基づくもの、を

より建設的で安定的な方向に持っていくことができるに違いない。

万が一、自分の予想外の反応が返ってきたら、

研究すべき事項が増えたのだと積極的にとらえればよい。



ただし、物事には例外もある。

自分の恋する相手については

相手の発した情報をすべて受け止めなけらばならない。

というよりも、恋の定義からこれは導かれる気もする。

逆に、これができないなら恋ではないのだろう。



さて、文章の最後にしてここで新しく、2人の間の状況に関して

「恋の判別モデル」なるものを提示してしまった。

このモデルの検証はどのように行おうか、

私の研究はネタが尽きることはない。楽しいものだ。






(次回に続く)





ps. 結局、あんたが人の話ちゃんと聞いてないだけじゃ~ん、とか言わないように(^皿^;)
  マユツバ考記のスタイルとして、事実かどうかにはこだわらないことにしてるんで(笑)

  • 2010-04-17

マユツバ考記1


  なんか新企画みたいなの、始めてみました。



『マユツバ考記』




浅学非才な筆者が、勝手気ままに評論もどきを書き散らかす企画です。

内容が正しいかよりも、話の流れを楽しんでいただければと思います。

というか、楽しんでいただけるように努力します...




ネットというのは、こうやって上記のように全く名もない私のような人間が考え記したことを

公にできるという点でやはり革新的な技術なのです、なんていうネット賞賛論は、

団塊の世代だか新人類だかが好きな論点でありますが、小学生のころからネットに慣れ親しんでいる

私らの世代にはありきたり過ぎて退屈極まりないものなのはいまさら言うまでもありません。

その一方で、ネットのせいで匿名の個人の世界に入り込んで人間関係が希薄で殺伐としたものになる、

というネット否定論もこれまたありきたりで退屈なものです。



ところで、今現在、不景気やデフレという言葉が流行し、

働きたくとも職のない失業者、各社の牛丼の値下げ合戦、

意味もなく行われて何の成果も出ない政権交代、周りの野党のだらしなさ、

胡散臭いエコ技術に頼らざるを得ない大手の自動車メーカーや電機メーカー、

モノを欲しがらず、安定した生活を望むばかりの若者たち、

自虐ネタやあるあるネタに走るお笑い芸人、

こういったものを見ていると、現在の社会は活気を失って、みんな低温状態であると言ってよいでしょう。

その一方で、「一般常識人」という自称「民主主義社会の最上階級者」たちによる

「人はこうあってしかるべきだ」という強制は、形態は大きく変わってはいるものの

ますます圧力は強まっているようにも思えます。

こういう低温高圧な環境下におかれれば人間の集合体である社会は、

変成して薄く剥がれやすくなるというのは自然の片理、いえ自然の摂理であると言えます。

どんな昨日よりも通信や交通が発達している今日であるにもかかわらず、

人間関係が狭いというのはこのような理由があるのではないでしょうか。

また少し違う例をあげると、少し上の世代の人たちが「最近はアイドルらしいアイドルがいない」等と言うのは

この節理、じゃなくて摂理によって各個人の趣向が薄く細かく剥がれていったからということなのかもしれません。

確かに、団塊の世代などと呼ばれるように社会の人間が塊状になっていることをあたりまえだと思っていた

世代の人たちは、趣味趣向も同じようなものになるのも当然かもしれません。



さて、この変成作用なかにおいて、ネットというのはどのような役割を果たしているのでしょうか。

この未だかつてない低温高圧状態(と我々が思っているだけかもしれませんが)を作り出すにあたって、

ネットが大きな役割を果たしたことは否めないでしょう。

しかし、これを冒頭のような単純な「技術と社会」論的なものに収めるのはもったいない。

本質は技術の側ではなく人間の側にあると見るのが正しいでしょう。

ネットは匿名環境といわれることが多いですが、2チャンネルなどの「大手」を除くと

ローカルな環境では、実名は出ないものの各人はペンネームのもとそれなりの責任と自覚をもって

活動している人が過半数であるように思われます。(これも私の思いこみかな?w)

低温環境の原因として、経済的なことは別次元ですから置いとくとして


>モノを欲しがらず、安定した生活を望むばかりの若者たち、自虐ネタやあるあるネタに走るお笑い芸人、


このような現象はネットの文字文化が生んだものだと考えます。

ネットでは瞬時に多くの人と大量の文字のやり取りをできます。

この中で、ある人が「たわいもなく微妙過ぎて伝わらないだろうから面と向かっては言えない」ようなこと、

言い換えると「微妙過ぎて伝わらないあるあるネタ」みたいなものを

ネットで書いてみると2,3人くらいはその話を拾ってくれたりする。

ウケをとるためのネタでなくとも、趣味趣向の話でもいいし、中身は何でもいい。

ともかく、いままであまり表には出さなかったような「微妙な話題」である。

そして、さらに、拾った2,3人がその話をネットの別のところでして・・・

という繰り返しが、「コピペ」という機能によりいとも簡単にできる。

こうして社会のなかで「たわいもない事」が容易に広まっていくようになる。

なぜなら、実は、社会の皆がそういうことを他人と共感できる瞬間をどこかで求め続けてきたからだ。

社会において求められることは、必然的に経済的需要に変化する。

こうして、モノが欲しいという欲求に代わって「たわいもない事」に対する欲求が増大していく。

供給側はいろいろ取り繕っても大量生産大量消費で利益を上げることが基本のきであったから、

この変化に対してほとんどついていけていない、これが現在のデフレや不景気の原因なのかもしれない。

不景気になれば、ますますモノを欲しがらず、「たわいもない事」を求めるようになる。



これが、現在の低温状態の説明として私が考えてみたモデルである。

実際のところ、これは高圧状態を作る原因にもなりうる。

なぜなら、「たわいもない事」が伝わらない人、共有できない人は

この新しい社会的需要の波に乗れずに置いていかれるかもしれないという恐怖に曝されるからである。

曝された後に起こる現象は「広告資本主義」等の評論に書かれているのとほとんど同様なので割愛する。






……こうして、私もまた、最後まで低温高圧という「内輪ネタ」を使っているような、

このたわいもない文章をネット空間に流すことで社会の変成を促成しているのかもしれないが

気にしないでおこう。こんな文章に共感する人は、まず、いないはずなのだから。




(次回に続く)





※途中で「です・ます」から「だ・である」に変わったいるのは、まあ、テンションあがって書きまくると

よくあることなので、どうかお気になさらぬようよろしくお願いしますw m(_ _)m

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Author:てるてる
沢田 輝
(@Hikaru_Sawada @IWKRterter)
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(館長のブログ)

東京大学広域科学専攻D2(駒場キャンパス)
博士課程より、東京工業大学地球惑星科学専攻から移籍しました。
地球惑星科学のなかでも、大陸地殻の成長と進化などといったテーマの地質学・地球化学あたりの研究をしてます。

中学から鉱物コレクションをはじめて早くも15年くらい、鉱物学から地球科学全体へ興味が広がっていって今こうなってしまったという感じの院生です。
石の話や、大学の話、学問とか関係ない雑記も適当に書いていきます。

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